片霧烈火×Rio(WAVE)×Morrigan(WAVE)オーケストラライブ直前インタビュー

前代未聞! あくまでも同人音楽活動として、“個人”で1000人規模のフルオーケストラ・ライブ〈黒餡世露死苦オーケストライブ〉を実現させる片霧烈火、そしてWAVEのRioとMorrigan。制止を振り切り、困難を乗り越えて実現させた、12月8日のオーケストラ・ライブは、いかにして実現までこぎつけたのか。主催者である片霧烈火、Rio、Morriganの3人を、11月末のリハーサル終わりに直撃。ちょっとだけお酒を交えながらの鼎談が実現しました。キーワードは「個人最強説」! (文:冨田明宏)


――  単刀直入にお聞きしますが、何故オーケストラ・ライブを思い立ったんですか? 烈火さんの誕生日という部分もあるとは思いますが。

片霧  ズバリいうと、やってみたかったからという以上の事は無いんですけどね(笑)。

――  やってみたかったし、誰もやっていなかったし?

片霧   そうそう。その前人未到っていう部分が、すごく熱いな、って思ったんですよ。個人的な信念として、「やってやれないことは何も無い」と思っているので、思い立ったのでやり通した、というところでもありますね。

――  オーケストラという形態自体には思い入れは?

片霧   元々オーケストラ・コンサートを観るのが大好きなんですよ。ライブとかコンサートに行った中でも、オーケストラ・コンサートに行った回数が累計で一番多いと思うんです。その度に泣きそうになるし、ドキドキするし。オーケストラと一緒に何かできる機会があったら嬉しいなっていうのは、ずっと自分の中で抱えていたんです。そうしたら、2006年末くらいに、フッと。

Rio   末? もっと前じゃないですかね。だって、「M3の前にぶつけたいね」っていう話をしていたから、9月とか8月くらいに、もう電話で話しは出ていたはずですね。

片霧   ねえねえ、私、何でそんなこと言い出したんだっけ(笑)?

Rio   (笑)。確か、何かの打ち合わせの時にメールで「いつかWAVEでライブ企画をやりたくて、その時はフルオケをしたい」っていう話をしたんですね。そうしたら、烈火さんが「この間オペラ観たら、すごく良かったんだよー!」っていう話になって、もう「やろう!やろう!」と。

――  (笑)。

Rio   僕的には半分冗談だったんですよ。「いつか」っていうのは、こんな風に「一年後にすぐ」っていう話じゃなくて、もっともっと地力が付いて、状況が整ったらやりたいなぁ……くらいのレベルだったから。

片霧   鉄は熱いうちに叩けっていうか、火がついてないうちからガンガン叩いてたって感じで……。

Morrigan   そしたら火がついた(笑)。

片霧   そうそう、「赤くなった! 赤くなった!」みたいな(笑)。でも、最初は本当にそういうノリだったよね。

――  では、オーケストラというアイデアは、最初はRioさんの中から出たものだったんですね。

Rio   最初はそうですね。元々、僕もMorrigan君もハリウッド音楽が大好きで。ハンス・ジマーとか、ジョン・ウィリアムス、他には『スタートレック』の音楽とかも。あとMorrigan君の作る音楽って、スケールが大きいんですよ。だから、その世界観を活かすには、オーケストラが良いんじゃないかという話をしていて。それで2006年はオーケストラ系の曲をメインでやろうという話になったんです。その流れで、クラシック畑の人達と繋がりができつつあって。希望が少し見え始めたから、同人で、個人主催でオーケストラのコンサートをやれたら良いなということを、烈火さんに軽く話していたら「うわ! それ面白いじゃん!」と(笑)。「前からやりたかったんだよねー」という話になって(笑)。

――  それを聞いたMorriganさんはどう思いました?

Morrigan   「あぁー……」って思いましたよ。

片霧   「言うだけなら簡単だろ」って?

Morrigan   いや、違う違う。さっきも話してましたけど、俺も基本的に「世の中には不可能な事は無い」と思っているんですよ。できるかできないかじゃなくて、人生は間に合うかどうかだと思っていて。「オーケストラ・ライブをやろう!」と言われた時は、それまでに大規模な生演奏っていうのをやったことが無かったわけです。でも、話だけでも分かっていることは幾つかあって、「あれも知らない、これも知らない」っていう事を知っているから、ビビることもあったわけですよ。しかも、生でオーケストラとなると、クラシックとの対比もありますよね。オーケストラっていう演奏形態はクラシックに根付いているもので、その中にある決まりは、自分は打ち込みとかの知識でしか知らないわけですよ。実際にやってみても全然勝手が違ったことも多々あって。だから、「ああー……」っていうのは、「分厚い本をいっぱい買って勉強しなきゃいけないのかぁ……」と。「普通は音大で4年かけてやることを、俺は今から1年でやらなければならないのか」という、「ああー……」でして。

Rio   (笑)。さっきの烈火さんの話じゃないですけど、やってやれない事って、たぶんないと思うんですよ。僕もMorrigan君もそれを強く根底に持っていて。今回の企画は、3人ともたまたま似たような信念を持っていたから実現出来たというか……。

片霧   そう。不可能は無いと。

Rio   不可能は無い。企画を始めたときも、周りからものすごく反対されましたし。

片霧   されたされた(笑)。

Rio   まず「無理だよ、できるわけないじゃん」って、みんなから言われました。フルオーケストラなんて集まるワケないし、予算も出せるはずがない。ホールを押さえることすらできないだろう、とか。あと、「あんたら、クラシックの知識も無いでしょ?」とか、とにかく周りからボロクソに言われて。だけど僕らは、そこで諦めなかった。というか、すさまじい負けず嫌いが3人も集まっちゃったんですね(笑)。

片霧  (笑)。

Rio   「そんな事を言われたって、絶対やってやるよ」みたいな意気込みでやっていましたね。ただ、Morrigan君は現実主義者でもあるんです。だから、本当にできなかったら「できない」って言うはずなんですよ。だけどそれを言わないっていうのは、「絶対にやってやる!」っていう思い入れと、強い意志があったからじゃないかなあ、と。

片霧   ただ、この企画は私が言い出したことだけど、オーケストラ・ライブを成立させるための実際の行動って、私は歌う以外に何もできないんですよね。この2人が色々考えて、「こうした方がいい」とか「こっちの方が……」とか、提案してくれて。それに対して、私が決断をするんですが……。

Rio   でも、プロジェクトを引っ張っていくリーダーって、そうあるべきだと俺は思うんですね。やっぱり、誰もが思い付いて、誰もが諦める企画だと思うんです。でもそれを、今までは個人のレベルで実際に実行に移せる人はいなかった。誰もが、「無理だ」っていうところを、率先して踏み出せる存在っていうのは、俺は今回すごく大事だと思いました。烈火さんの引っ張ってくれる力が強いから、俺たちWAVEはそれに対して全力でサポートしよう! と思えるようになったんです。だから、本当に烈火さんっていう存在が無かったら、この企画は無かったと思います。

片霧   恥ずかしくなってきた(笑)。

Rio   (笑)。でも、本当にそうですよ。

片霧   本当に? 良かったー!

Rio   そういう強い力を持ち続けていてくれたからこそ、僕らだけじゃなくって、いろいろな人が協力してくれるようになったんだと思います。オケの指揮者や演奏者、当日ステージ周りで協力してくれる人、それに、エンジニアさんにしてもそう。楽曲の演奏を許可してくれた、各会社さんもそうですよね。

片霧   私個人からしたら、自分1人では絶対越えられないハードルがズラーっと並んでいて、どうしたものかと自分でも思ったけど、その度に「オリャ!」って持ち上げてくれた存在があって。それがWAVEを始めとして、いろいろな人が助けてくれて……。皆で作るべきイベントだし、皆で作っているからこそ楽しい。それがなかったら、ここまで来られなかったと思うんです。「人間ってあったけえなぁ……」ってしみじみ思いました(笑)。

Morrigan   本当に、人が揃わなかったら出来ないですよね。

片霧   そうだよね。演奏者だって、全員集めようと思ったって集まるものじゃないと思うし。あと、今回「これを歌いたいな」っていう楽曲は、全部入ったんですよ。全部許可をいただけたのは、すごく嬉しかった。

――   では続いて、この1年間で実際に皆さんが何をされてきたのか、オーケストラ・ライブまでの行程を聞かせて下さい。

片霧   私は「あんな曲がいいな。こんな曲がいいな」って。「あれがしたい!これがしたい!」って言った、だけ(笑)?

Rio   基本的には烈火さんのイベントなので、僕らはそれを上手く形にする方法を取って、協力していこうというのが第一にありましたね。

片霧   私、超ワガママ女みたいだ(笑)。

Rio   でも、それがやっぱりパワーになるし、そこが揺らいだらいけないと俺は思いますね。

――  妥協したりとか?

Rio   うん。妥協したらダメだし、「自分は何をしたいんだろう? って悩んじゃったら、後ろに付いて行く人も迷ってしまいますよね。烈火さんは、その信念がしっかりしていたから助かりましたよ。烈火さんの提案に対しての人集めは僕がやって、実際の曲のアレンジは、烈火さんの意図を組みながらMorrigan君がアレンジをする、っていう形でした。

――  やはり、オーケストラの人集めには、相当苦労されたと思ったのですが……。

Rio   最初のハードルはそれでしたね。「オーケストラを編成できるはずがない」って言われていましたから。だから初めは、既に編成された楽団に交渉していたんですよ。でもそれが、何ヶ月かした後で「ごめんなさい、NGです」って言われて。会場を押さえてから言われたので、「この企画、ポシャるしかないかな?」って思ったんです。そこで、一緒にCDを作った縁がある、バイス・ブルストさんというバイオリン奏者の方に相談したんですね。そしたら「やる気のある人間だけをチョイスして、“のだめオーケストラ”みたいなのを編成したらどう?」という話になって。そこで実際に「片霧烈火さんという歌い手のオーケストラ・ライブに参加してくれませんか?」と、声をかけて回ったんです。そうしたら、すぐに人が集まったんですね。というのも、皆さん意外と烈火さんのことを知っていらして。

片霧   そうだったんだ。

Rio   そう。「やってみたい」っていう方が、一気に集まったんですよ。

片霧   嬉しいですよね、やっぱり。いつも不安なのは、私が「やりたい! やりたい!」って言って周りを巻き込む事ってよくあるんですが、みんなが付いてきてくれる事がありがたい反面、「皆、本当は嫌なんじゃないかな?」って、不安に思うことも沢山あるんですよ。「皆が嫌々だったらどうしよう……」って。でも今回、そのオーケストラのメンバーが「この曲を演奏したい」って提案してきてくれたんですよ。今回はそうやって、みんなから「オーケストラ・ライブをやりたい!」っていう気持ちが垣間見える瞬間が何度もあって……。本当に「企画してよかった」って思えました(笑)。

Rio   演奏者も、指揮者も、支えてくれる舞台裏の人たちも、すごく親身になって相談に乗ってくれるし、「こういうライブ・ステージにしたら良いんじゃないの?」という提案をぶつけてくれるんですよ。それが嬉しくて。いろいろなものが奇跡的に揃ったからこそ、ここまで来れたんだと痛感しますね。

片霧   私、超恵まれた人生だなって思うもん、本当に。回りにいるみんなが「良いね! やりましょう」って言ってくれるだけじゃなくて、ちゃんとダメなものはダメと真摯に言ってくれる人がいるっていうのが、すごいありがたいんです。それが無ければ、逆にこういうことはできないだろうなって思いますね。

――  Morriganさんが楽曲面での実働部隊だったわけですが、どのような苦労がありましたか?

Morrigan   それはもう、全部?

一同  (笑)。

――  1年かけて19曲のアレンジをされたわけですよね?

Rio   でも、本格的にやりだしたのはたぶん、今年の7月とかそれくらいですね。楽器が決まらないとアレンジは決められないんですが、それまで楽団が決まらなかったので、実際にどういう楽器があるか分からなかったので。その後は、しり上がりにペースもどんどん上がっていくみたいな感じでした。

Morrigan   考えるに、オーケストラは演奏における究極の形態の1つですよね。オーケストラと、ビッグバンドっていうのは、生演奏での最終形態だと思うんですよ。

――  確かに、ハリウッド映画やブロードウェイ・ミュージカルでも重要な位置を占めた存在ですよね。

Morrigan   ええ。ハリウッド音楽は大好きなもののひとつです。あと、かなりのトレッキー(スタートレック・マニアのこと)ではありまして。

Rio   彼は1つのプロジェクト毎にものすごく成長するんですよ。ものごとに対する考え方が真剣なので、オーケストラの人たちとやり取りをして、そこからどんどん吸収していくんです。それまでフル・オーケストラのアレンジは未経験だった人間が、1人で全19曲、生演奏を考慮し、踏まえた上でのアレンジをしてしまうというのは、既にありえない話だと思うんですよね。

片霧   うん。本当すごい。

――  実は、Morriganさんのポテンシャルに賭けた企画でもあったと?

Rio   それはありますね。特に去年と今年で、いろいろなオーケストラ・コンサートに行ってみたんですけど、それぞれがバリエーションを出すために、何人もアレンジャーとして参加しているんですよ。1曲の作業量が大きいから、それが普通なんです。楽譜1つ作るにしても、パート数が尋常じゃないわけですよ。大変なパワーが要ることを、黙々とやってしまえるのは、やっぱり身内としてもすごいなぁと思いますね。

Morrigan   ただ、本当に昔からクラシックをやっている人たちを見ると、自分のダメなところが分かってきましたね。でもそれは、ポップミュージックをオーケストラにする時に、必ず悩む部分だと思うんですよ。どこまでクラシックの決まりを守るか、それとも破るかっていう。でも結局は、一番良く聴こえる部分に合わせました。

片霧   皆が喜ぶのが一番ですからね。ライブをやって、私が良かったというだけじゃなくて、参加するお客さんも、演奏者もやって良かったと思えるようなものじゃないと、成功とは言えないと思うんですよ。皆が最後に楽しい気分で打ち上げをできるような。やっぱり、美味しいお酒を飲みたいんで(笑)。

Rio   曲目に「thank-ful」が入っている時点で、それは感じました。あれが烈火さんの今回のライブに対する気持ちというか、想いなんだなぁ……と思った時に、俺はジーンときました。

片霧   ありがとう(笑)。そうだね、私もあの曲は歌わなくちゃいけないと思いました。

――  ゲストも、霜月はるかさん、茶太さん、癒月さん、K.JUNOさんと、縁のある人たちばかりが参加されていますね。

片霧   私が聴きたかったんですよ。彼女たちの歌を、オーケストラで。

――  なるほど。

Rio   初めは笑い話でしたからね(笑)。

片霧   「え!? それ本当なの?」みたいな。

Rio   「本当にやるの?」って。たぶん本気だと受け取ってもらえなかったみたいで(笑)。

片霧   最初に私が打診したんですよ。皆に「これやるからね!」って。でも、後でRio君に聞いたら、「いや、みんな聞いてないって言ってる」と言われて。私、すごいしょんぼりしたんですよ。でも、家に帰って一生懸命考えたら、ちゃんと全員に前もって言ってるじゃん! って。そこで気付いたんですよ「あ、本気だと思ってもらえてなかったんだ」と(笑)。

Rio   まず、オーケストラの演奏者が集まるのか? って、誰もが思いますしね。

片霧   やっぱり、不可能は無いなって思うんですよ。これは、私が提唱する“個人最強説”でもありまして。

Morrigan   そう。やっぱり個人が最強ですよ。

片霧   企業だと、逆に身動きが取れない部分ってあると思うんですよ。でも個人だと、揃えるものが揃ったら、逆にどこまででも行けるし、なんでもできる。自由度が高いんですよ。だから、個人最強。あとは、「個人でやりますよ」って言った方が格好良くない? みたいな(笑)。

Morrigan   規模が大きいっていうだけで「それは同人じゃない」とか叩かれたりしますけど、それは全く違うだろと。そこは精神の問題であって。

片霧   同人って結局、売り場所も云々とは言われるけど、やっぱり自分がどうしたいかっていう部分ですよね。それが同人的なものなのか、商業的なものなのか。それだけだと思うんです。別に商業だからと言って同人的なソウルを持っていないのかって言うと、絶対そういうことはなくて。

Rio   そうそう。違いますよね。

片霧   うん。今回、私がこのインタビューで言いたかったことの1つでもあるんですよ。「個人だから何でもできる」ということは。

Morrigan   『黒餡世露死苦オーケストライブ』のホームページ見ると、スタッフに僕たちの名前しかないんですよ。スタッフ3人って、本当バカですよね(笑)。

片霧   あはははは(笑)!

Morrigan   オーケストラ・ライブって書いてあるのに、3人しかいないって。

――  本当に凄いことですよ。

片霧   でも、やると決めたらやると。その信念さえ持っていれば、人間なんでも出来るぞ! っていうところを、皆さんに見てもらえたら嬉しいですね。

――  思いの力はすさまじいと。

片霧   すさまじいんだぞ! と。アニメ・漫画の世界の話だけじゃないんだぞ! って。

――  ファンの皆さんも、あの楽曲がまさかオーケストラで聴けるとは! と思っているんじゃないかと。歌い手さんにしても、オーケストラで歌える機会はそうそうある事ではないと思うし。

Rio   霜月さんとか、「絶対に参加したい!」「オーケストラを背負って歌う機会なんて無いから、絶対にやらせて!」と、すごい乗り気になってくれていますね。

片霧   うん。こんな機会、滅多にないことだもんね。あと、練習の時に体調を崩してしまったバイオリニストさんの代わりにピンチヒッターで来ていただいた、岡田鉄平さん(“杉ちゃん&鉄平”ほか)が、練習だけじゃなくてオーケストラに参加したい! と言ってくれたんです。今回は、本当に嬉しい事が沢山ありました。

――  夢を実現させる為には、ゆるぎない信念と、人との繋がりが本当に重要だということですよね。

片霧   うん。私がよく思うのは、「30年頑張った」とか、「寝ずに頑張って10年」とか、それでダメだったら諦めるのも分かるんですけれども、普通はそこまで努力しないじゃないですか。30年続けてみてダメだって思ったら、きっとそれはダメなんです。そうやって自分を許してあげられると思うんですけど、そこまでやってないのに、ちょっと頑張ってダメだっていうのは違うかなって。夢に辿り着くのってそんなに生半可なものではないと思うんです。

Morrigan   ホント、惜しいところで止めちゃう人が多いよね。

片霧   うん。9年頑張ったところで止めちゃう人が多いんじゃないかな? って。それに10年目にはご褒美で、自分が思い描いていた以上のものが返ってくるかもしれないじゃない! って思う。

Morrigan   そういう話多いよね。ゴールの1歩手前で諦めちゃう人。たぶん、今回の企画に関わっているこの3人には、降りるっていう選択肢が無いんですよね。たとえばゲームで言うと、『ドラクエ』で敵がでてきたら、「たたかう」「じゅもん」「どうぐ」の3つしか無い。始めから「にげる」の選択肢が出てこないんです。

片霧   どうやったら実現できるか? っていう発想の方法じゃないと、こんなことはまず出来なかったと思いますね。

Rio   可能性って、自分が一番良く知ってるわけですよ。だからそれを、人に否定されるのが一番嫌なんですね。「俺、自分でできるって思ってるのに、なんで人に言われて止めないといけないんだ?」って。今回も、その負けん気がすごいあった気がします。

――  夢を掴みたい人には、ぜひ聞いていただきたいお話でした。さて最後に、コンサート本番への意気込みを聞かせていただきたいと思います。まずMorriganさんから。

Morrigan   俺ですか? えーと、当日はスペイン辺りに逃亡しようと思います。

Rio   逃亡かよ! 今までの全ての発言を覆す、最悪な発言じゃないですか!(笑)。

Morrigan   いやいやいや、全部終わらせてから、行きたいなーって。

――  オーケストライブが終わった後、『裸の大将』みたいに「あれ? Morriganさんは? あ! 凄い楽譜がこんなに!」みたいな。

一同  (笑)。

Rio   じゃあさ、今度はカルメンあたりを勉強しに行ってきてください。

Morrigan   レベル高いですねー。

片霧   レベル高い! かっちょいいなあ。

Morrigan   すいません(笑)。10年後に後悔しないようにします! 以上です。

――  では、Rioさんお願いします!

Rio 片霧烈火という人間が旗を掲げて、それに付いていく人間がいっぱいいる。その全員の想いが、一つに集約されたものを、皆さんに見せたいです。それこそが、本当の意味での感謝の気持ちになると思うんです。だから、最後まで気を抜かずにがんばります!

――  では、最後に烈火さん。

片霧  繰返しになっちゃっうかもしれないけど、やっぱり、「やって出来ないことはない」っていう信念と、お友達の力ってとても大事だなって、改めて思った1年だったんです。これはライブだけじゃなくて、自分の作品制作についてもいつも思っていることなので、逆にその、大事な友達とか仲間に恥じない、後悔しないでやりきろうと。そして「私を見て!」と(笑)。

Morrigan   『超兄貴』ですね。「僕を見てくれー!」って。

片霧   あはははは(笑)!私も後悔をしないように頑張ります! 楽しみにしていて下さい!


【関連サイト】

『黒餡世露死苦☆片霧烈火オーケストライブ!』
http://www.rekka.jp/live071208/

『CLOSED/UNDERGROUND - Rekka Katakiri official website』
http://www.rekka.jp/

『WAVE-WEBSITE』
http://wavesite.sakura.ne.jp/




2007年12月18日

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