感動の卒業ライブ!『Friends Final Live ~Graduation~』レポート
TVアニメ『今日の5の2』から生まれたユニット、Friendsの卒業ライブ『Friends Final Live ~Graduation~』が10月18日に東京・SHIBUYA O-WESTで開催された。小林ゆうさんをリーダーに、下田麻美さん、MAKOさん、明坂聡美さん、阿澄佳奈さん、本多陽子さんの6人が揃うのもこれが最後! しかも初の単独ライブ! そんなFriends最後の晴れ舞台がどれだけ盛り上がったか、その模様をお伝えしよう。
すでにぎっしりと満員のSHIBUYA O-WESTに響くのは開幕を告げるチャイムの音色、そしてリョータとチカからの開幕の挨拶。
ライブの1曲目は『今日の5の2』のOP主題歌でもある「ニセモノ」からスタート! Friendsの6人は白いワイシャツに赤いネクタイ、チェックのミニスカートに黒いブーツという夏の制服を思わせるいでたち。6人はこれまでのイベントでも魅せてきたダンスを踊りながら、明るく激しく熱唱。続く2曲目はLINDBERGのカバーでもある「GAMBAらなくちゃね」で、ここでは新しい振り付けも披露。軽快なナンバー続いて客席のボルテージは早くもトップギアに入っていた。
ここで、改めてメンバーからのご挨拶。それぞれが、今日の日を楽しみにしていたというご挨拶トークのあとは、「Sakura Revolution」と「学園天国」「ふられ気分でRock’n’ Roll」という明るいナンバーを続けて歌う。特に学園天国の歌い出しの「HEY!」「HEY!」というコール&レスポンス、「ふられ気分でRock’n’ Roll」の「たかがRock’n’ Roll!」「Rock’n’ Roll!」「されどRock’n’ Roll!」「Rock’n’ Roll!」というコール&レスポンスはステージと客席がまさに一体となる盛り上がりだった。中でもメンバーたちの「Rock’n’ Roll!」はコールというよりもシャウトの領域に達していた。
5曲目をビシっと歌い終わり、そして次なる曲のイントロが流れている間に、Friendsたちは衣装チェンジ。リーダーのかけ声とともにアルバム『BEST FRIENDS』のジャケットにもなっている秋服の衣装でOAD版のOP主題歌「キタカゼ」へと突入。アルバムは9月30日に発売されたばかりだが、ファンなら誰もが知っており、いったん落ち着いたかと思われた会場の空気はさらに熱く燃え上がる。もちろん、それぞれの歌とダンスも観客に負けじと激しいものに。アイドルのライブというよりはロック、いや戦いの舞いを踊る戦巫女のようといったら、さすがに言い過ぎだろうか。
ここまでは熱いナンバーがずっと続いてきたということで、6曲目が終わるとMCタイムに。まだ興奮冷めやらないFriendsのみんなは、先ほど歌ったばかりの「キタカゼ」がとてもお気に入りだったよう。ちなみにキタカゼのOPアニメも入っているOADの方は、リハーサルの休憩中にみんなで観たそうです。
さて、最初からずっと激しい曲ばかりだったということで、ここからはスローなナンバーのブロックに入る。まずはTVアニメ版の第4弾ED曲でもある「ユウヤケイロ」から。ステージの奥に置かれていた白い箱がイスとなり、静かなバラードが流れる。次に横一列にマイクスタンドが並べられ、第5弾ED曲の「願い」を歌い上げる。先ほどまで喧噪のまっただ中だった客席も、みんな静かに彼女たちの歌声に耳を傾けていた。
8曲目まで歌ったところでFriendsたちは再び退場。スクリーンが降り、関係者から届いた贈る言葉のビデオメッセージのコーナーとなる。まずは『今日の5の2』の長澤剛監督がメンバーとのアフレコの思い出を語り、続いては『みなみけ』から佐藤利奈さんがお祝いの言葉を贈る。今日という日を祝うのにふさわしい二人だと言えよう。
ビデオメッセージが終わると、今度はペアに別れて歌うナンバーのブロックに。まずはMAKOさんと明坂さんによるポップな「ガールズクライシス」からスタート。MAKOさんは大きなリボン、明坂さんはかわいらしいニット帽、そしてそれぞれ原色かつガーリッシュなミニスカートで飛び跳ねるように明るく舞台を飛び回る。立てノリの明るい曲に合わせて、客席も飛び跳ねるかのような一体感に包まれる。
続いては小林さんと下田さんの「rollover」。こちらは先の二人とはうって変わって、セクシーかつかっこいい出で立ち。小林さんも下田さんも黒のハイヒールにストライプのニーソクックス、そしてハーフパンツという、ブリティッシュロックの女性ボーカルかと思わせるようなパンキッシュな衣装。特にフレディーマイクスタンドを握りしめた小林さんはFriendsの楽曲の中でもとりわけハイスパートなこの曲にシンクロしたかのような大熱唱。もはやその姿はセクシーというより「かっこいい」というレベルに達していた。
最後は阿澄さんと本多さんによるスローナンバー「一雫」。こちらは一転して、アイドルデュオかと思わせる水色のワンピースに花の髪飾りという愛らしい姿。rolloverでオーバーヒートした空気はクールダウンしつつも、しっとりとした歌声に優しさを取り戻すかのようだった。
「一雫」を歌い終わると、阿澄さんと本多さんが退出し、関係者からの贈る言葉ビデオメッセージ第2弾が放映。まずは河合ツバサ役の高垣彩陽からのメッセージ。ファンにとって高垣さんの登場は嬉しいサプライズだったらしく、名前が出た瞬間に「おー!」というどよめきが聞こえた。しかも、アフレコのときの思い出に加えて、メンバー全員への励ましの言葉も込められた力の入りよう。その真摯な言葉にみんな、ビデオメッセージだというのを忘れたのか、普通のMCであるかのように受け答えしていたのが印象的だった。もうひとりは今井コウジ役の山戸めぐみさん。番組でコウジが作っていたトランプタワーを演じる本人も作っているという、手の込んだ映像にみんな大笑い。Friends応援団長でもあるエールにみんな拍手を送っていた。
ビデオメッセージが終わるとライブもいよいよラストスパート。ピンクのポロシャツに身を包み、手には「祭」と書かれた団扇。ときたらTVアニメ版第3弾EDにも使われた「夏祭り」しかない! 最初、ステージ中央でひとかたまりになり、静かに歌い始めるがギターとドラムの刻むようなビートが花火のように鳴り響くと一気に熱気は急加速。舞台を駆け回るFriendsのメンバー、それに呼応して「oi! oi! oi!」とシャウトするファン。興奮によって加速するシャウトは曲の間中、まったく途切れることはない。さらにそのまま、流れは第2弾EDの「大爆発NO.1」に。横一列になって腰に手を当て、ラインダンスのように歌って踊る6人は止まることを知らない。さらにレベッカの名曲でもあり、ユニットの名前でもあり、アルバム『BEST FRIENDS』の3曲目にも収録されている「フレンズ」でノリはクライマックスとなる。
「フレンズ」を歌い終わると、みんなはまた退出。スクリーンが下ろされ、Friendsがこれまで歩んできた軌跡がスライドショーで次々と流される。最初のユニット結成からアルバムの発売、イベントや合同ライブの模様などが走馬燈のように映し出される。そう、残念ながらこのライブの終わりが近づいてきたのだ。
やがて、冬服のブレザーに身を包んだ6人が再登場。いよいよ卒業式だ。BGMに合わせて、みんなそれぞれ書きしたためてきた卒業の言葉を読み上げる。本多さん、阿澄さん、明坂さん、MAKOさん、下田さん、そして小林さんとそれぞれがFriendsに対する想いを口にするたび、一人また一人と涙していく。みんなの言葉はどれも、このユニットが本当に好きだったという想いに満ちあふれていた。
そして最後の曲「my graduation」に。まさに卒業する6人のためともいえるこの曲、みんなは溢れる感情を抑えるかのように、それでいて精一杯の想いを込めて歌い上げる。曲のクライマックスでは門出を祝うかのように桜の花びらが舞い散る。そんな幻想的ともいえる光景の中、リフレインを残しつつFriendsは活動の幕を下ろした。
だが、ここで終わる彼女たちではない。アンコールに応えて再び現われた6人は、何か吹っ切れたかのように明るい笑顔でみんなの前に現われた。今日という日を迎えることができたことに、みんな口々に感謝を述べ、たとえFriendsは卒業しても、みんなの心は一つだと誓い合う。そしてアンコール曲として「笑顔日和」「secret base~君がくれたもの~」を高らかに歌い上げる。それはまさにみんなにとっての「最高の思い出」だった……。
こうしてアンコールも終わったが、今日が本当に最後ということもあってか、ファンはまだアンコールを続ける。どこまでも続くアンコールに応え、奇跡的にFriendsのメンバーがステージに! そして本当に最後の曲としてオープニングで歌った「ニセモノ」をまた大熱唱。明るく楽しく激しく歌い上げた6人はみんなで抱き合い、そして手を取り合って深々とお辞儀。「ありがとうございました」の言葉を残し、今度こそ去っていった。かくして、Friendsという素敵なユニットは卒業した。だが、メンバーはこれからも声優としてみんながんばっていく。ファンならこの別れを悲しいこととせず、明るい未来を信じて前に進もう。
<セットリスト>
01. ニセモノ
02. GAMBAらなくちゃね
03. Sakura Revolution
04. 学園天国
05. ふられ気分でRock’n’ Roll
06. キタカゼ
07. ユウヤケイロ
08. 願い
09. ガールズクライシス(MAKO、明坂聡美)
10. rollover(小林ゆう、下田麻美)
11. 一雫(阿澄佳奈、本多陽子)
12. 夏祭り
13. 大爆発NO.1
14. フレンズ
15. my graduation
アンコール
16. 笑顔日和
17. secret base~君がくれたもの~
ダブルアンコール
18. ニセモノ
Friends公式サイト:
http://www.starchild.co.jp/special/friends/





















