大充実の全23曲! 水樹奈々ライブツアー『NANA MIZUKI LIVE FEVER 2009』日本武道館公演レポート

水樹奈々ライブツアー『NANA MIZUKI LIVE FEVER 2009』のファイナルを飾る東京公演は日本武道館3DAYS。その初日となる1月23日の模様をここにお届けする。

定刻になると場内の照明が暗転し、大型スクリーンにオープニング映像が映し出される。高級カジノに乗りつける一台のリムジン。中から現れたのはギャンブラー奈々。今宵の狩場をルーレットに定めてディーラーに勝負を挑む。“7”の数字にチップを全額ベットする奈々。あまりにも無謀な行為。しかしディーラーが投げ入れたボールは、あたかもそれが必然であるかのように“7”のポケットに吸い込まれるのであった……唖然とするギャラリーを尻目に、スクリーン越しにウインクを投げかけるギャンブラー奈々。『LIVE FEVER 2009 in 武道館』、いよいよスタート!

“CHU-LU CHU-LU CHU-LU PA-YA-PA~♪”軽快なブラスサウンドとともに水樹のシルエットが暗闇に浮かび上がる。次の瞬間、白のタキシードで正装したチェリーボーイズと、蛍光色のワンピースに身を包んだ水樹が姿を現わすと、満員の武道館はたちまち大歓声に包まれる。往年のディスコクイーンよろしく、巨大なミラーボールの上で「DISCOTHEQUE」を披露する水樹。楽曲のイメージを見事に視覚化した完璧な演出で、FEVERな夜が幕を開けた。オープニングの勢いもそのまま、「chronicle of sky」「PRIDE OF GLORY」とアッパーなダンスナンバーで畳みかける水樹とチームヨーダのパフォーマンスに、青サイリュームの海と化した客席も序盤からハイスパートな盛り上がりを見せる。

「LIVE FEVER 2009 in 日本武道館!ついについに戻ってきたよー!」という水樹の力強いタイトルコールに歓声が巻き起こる。2日前にバースデーを迎えたばかりの水樹にとって、この日は29歳になって初めてのステージ。「こんな形で29歳の幕開けができてとっても幸せです。この気持ちを最大限に発揮するので、みんな最後までついてきてー!」。力強い歓声に応えるようにして「JET PARK」の演奏がスタート。4年前の武道館初ライブでオープニングを飾った思い出の曲だ。イントロの間に赤い水玉のワンピースに早替えした水樹が弾んだ歌声を響かせる。そして「POWER GATE」では早くも会場がウルトラオレンジ一色に。ステージの幅を目いっぱいに行き来して歌声を届ける水樹に、ファンも全力でサイリュームを振り上げて応える。続く「Take a chance」でも、弾けるようなステージングで会場を一つにまとめあげていく。

おなじみチェリーボーイズの紹介コーナーを経て、大きなバラをあしらったドレス姿の水樹が「ETERNAL BLAZE」のイントロとともに登場。会場をふたたびウルトラオレンジで染め上げると、巨大な火柱を前に朗々と歌声を響かせていく。会場を灼熱色に染めた後は、「Trinity Cross」「innocent starter」と、一転して白をイメージした2曲で空気を塗り替える。

ここで水樹は、自身の誕生日である1月21日にリリースされた19枚目のシングル「深愛」が、発売日付のオリコン・デイリーシングルチャートで初の1位を獲得したことを報告。客席から巻き起こった嵐のような拍手とバンザイの大コールに涙で声を詰まらせながら、「本当にみんなのおかげです。ありがとう」と感謝の気持ちを述べた。

さらに「こんなに幸せな誕生日があっていいのかな、なにか天変地異でも起こるんじゃないかなんて思ってたら、朝玄関を出て転びました(笑)」と可愛らしいエピソードを明かし、会場は和やかなムードに包まれる。

「心を込めて歌います…深愛」。天井からステージへと垂れた白いカーテンに無数の光の粒が走り、言葉の一つひとつに哀切を織り込むような美しい歌声が響き渡る。その表情や指先まで感情を行き渡らせ、全神経を駆使して楽曲の世界観を表現する姿には思わず息を呑んだ。

ステージの奥に水樹が姿を消すと、会場は一転してジャジーな雰囲気に。チェリーボーイズにブラスセクションが加わってのスウィンギンな演奏に乗せて、チームヨーダの華麗なダンスパフォーマンスが展開される。そこにフェミニンな黒のミニドレス姿で登場した水樹が加わりステッキダンスを披露すると、そのままの勢いでライブは後半戦に突入。

ソリッドなディストーションサウンドに乗せて「Trickster」をアグレッシブに歌い上げると、会場のボルテージは一気にレッドゾーンへ。さらに「SECRET AMBITION」「FAKE ANGEL」とロック色の強い楽曲を並べて高揚感を一層高めていく。続く「ラストシーン」では、切なくも優しい歌声が熱を帯びた体に心地よく沁み入ってくる。

ここで水樹が5着目の衣装替えのためにステージを降りると、スクリーンに冬の街を歩く水樹の映像と自身による詩の朗読が流れる。

「心はここだよって 伝えたくて 伝わらなくて」
「人は歌を作った そして私も歌を唄った 歌は心の手紙だったんだね」
「聴いてくれる人が笑うから 聴いてくれる人が笑うなら」
「繋がる気がする もう繋がっている気がする」

歌手・水樹奈々の原点の想いを綴った言葉に導かれて、「Crystal Letter」の演奏が始まる。粉雪が舞い散る幻想的な光景の中、観客の一人ひとりにまで届くよう心を込めた歌声が響き渡る。

ライブはここからいよいよクライマックスを迎える。ストリングス隊が加わっての「Tears’ Night」。重厚かつ流麗なアンサンブルの上を、ドラマティックな旋律に乗った水樹のボーカルが駆け抜ける。続けて「Orchestral Fantasia」。美しく暴れまわる音の洪水と大観衆のパッションが激しくぶつかり合い、場内のテンションは極限まで上昇。そして「残光のガイア」。解き放たれたように躍動する水樹の歌声と大観衆の“YES”が交差するたび、爆発寸前に張り詰めた熱気がポジティブな開放感へと変換されていく。

「みんなありがとうー!超ーたのしいねー!」。充実した表情で満員の大歓声を浴びた水樹は、「この言葉はいつも言いたくなくて……」と前置きして、次の曲が最後になることを告げる。「みんなで思いっきり飛ぶよ!Astrogation!」。高々とせり上がったステージの中央で、体いっぱいに溢れる想いを奏でる水樹。それに呼応して全力で腕を振り上げる1万人の大観衆。スペーシーなサウンドに乗せて感情はどこまでも加速してゆく。「みんなありがとう、また会おうね!」。清々しい高揚感に包まれて、LIVE FEVER本編は幕を下ろした。

暗転した場内にこだまするアンコール。程なくして、ツアーTシャツに着替えた水樹が「MASSIVE WONDERS」のイントロとともに登場。ステージ正面に用意されたトロッコに乗り込むと、アリーナの中央へゆっくりと移動しながら観客の興奮を煽っていく。再び熱気に包まれた場内は「Level Hi!」でさらにヒートアップ。無数のタオルが宙に舞う光景に圧倒される。アンコール恒例の“シャッス!”の掛け合いを挟んで、「午前0時のBaby Doll」。ロマンティックなフレーズをはにかんだ表情で歌う姿が印象的だ。

「ここでひとつ、嬉しいお知らせが……」。どよめく観衆にニューアルバムの制作が発表されると、割れんばかりのバンザイが巻き起こる。「オリジナルアルバムとしては、記念すべき“7”枚目。このツアーが終わったらすぐ制作モードに入ります。新曲もたくさん入れます!」と意気込みを語った水樹。気になる発売時期については、「5月ごろの予定」とのこと。

「最後は思いっきりパワーを込めていきたいので、みんなついてきて!」という水樹の力強い言葉に客席もありったけの大歓声で応える。「みんなの最高のFEVERを聴かせて! SUPER GENERATION!!」。水樹が初めて自身で作詞作曲を手がけ、3年前の武道館のステージで初披露された思い出の曲がラストを飾る。満員の大観衆による“LaLaLa♪”の大合唱が会場いっぱいに笑顔の輪を広げる。東京3DAYSの初日は、最高の形で大団円を迎えた。

そして1月25日の千秋楽では、7月5日に西武ドームでのライブを開催することが発表された! 7枚目のアルバムを引っ提げて行なわれることになるこのライブは、水樹奈々の歴史に新たな伝説を書き加えるものになるだろう。声優アーティストという枠を超えて、際限なく進化を続ける水樹奈々。その限りない夢の続きをともに体験できることに感謝したい。

「2009年、水樹奈々、これからもさらに飛ばしていきます! そんな私にどこからでもー…」
“かかってこーい!!”


<セットリスト>
01. DISCOTHEQUE
02. chronicle of sky
03. PRIDE OF GLORY
04. JET PARK
05. POWER GATE
06. Take a chance
07. ETERNAL BLAZE
08. Trinity Cross
09. innocent starter
10. 深愛
11. Trickster
12. SECRET AMBITION
13. FAKE ANGEL
14. ラストシーン
15. Crystal Letter
16. Tears’ Night
17. Orchestral Fantasia
18. 残光のガイア
19. Astrogation

アンコール
20. MASSIVE WONDERS
21. Level Hi
22. 午前0時のBaby Doll
23. SUPER GENERATION


水樹奈々公式サイト:
http://www.mizukinana.jp/


   




2009年02月16日

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