アニソンという虹の架け橋が日本に元気を与える! 「Animelo Summer Live 2011 -rainbow-」ライブレポート(1日目)
「Animelo Summer Live 2011 -rainbow-」がさいたまスーパーアリーナにて2011年8月27日、28日と2DAYSに渡って行われ、2日間で約5万人の観客を動員した。この日本最大規模のアニソンライブイベントは、2005年より毎年夏に開催され、「アニサマ」の通称で幅広い層に親しまれている。今年は7年目ということで、7色の「虹-rainbow-」をテーマに、レーベルの垣根を超えて様々なアーティストが集結した。ここでは、1日目の8月27日に行われた公演の模様をレポートする。
(文/高橋秀教)
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2011年のアニサマの幕開けを飾ったのは、茅原実里と田村ゆかりのコラボレーション。茅原はクールビューティーなブルーの衣装、田村はキュートでポップなピンクのドレスと、対照的な姿でステージに立つ。アニサマのフラッグを持ったダンサーたちがわきを固める中、茅原の「Freedom Dreamer」、田村の「惑星のランデブー」を二人で楽しげに歌い、華やかにオープニングを彩った。
続いて登場したのは白い衣装がまぶしいMay’n。劇場版『マクロスF ~サヨナラノツバサ~』の挿入歌「禁断のエリクシア」を、疾走感あるハイトーンの歌声で聴かせる。ストリングスの美しい演奏から入る「もしも君が願うのなら」は壮大なバラードで、観客は静かに聴き入る。客席は一面に青いサイリウムで染まった。「Scarlet Ballet」は、その名の通り真っ赤に燃え上がるようなアッパーチューンで、静まった会場を再び熱狂させた。
ULTRA-PRISMは「アニサマを侵略するでゲソ!」と高らかに宣言すると、TVアニメ『侵略!イカ娘』のOPテーマである「侵略ノススメ☆」を披露。ボーカルの月宮うさぎはイカ娘を思わせるような白と水色のかわいらしい衣装でステージを跳ね回り、スクリーンにもコーラス部分がポップな字体で飛び出して、会場一体となってイカ娘の侵略を楽しんだ。
「\アッカリーン/」の字幕と共に元気よく飛び出してきたのは、七森中☆ごらく部のメンバーだ。七森中☆ごらく部は、この夏人気沸騰中のTVアニメ『ゆるゆり』のキャスト、三上枝織、大坪由佳、津田美波、大久保瑠美の4人で結成されたユニット。『ゆるゆり』のOPテーマである「ゆりゆららららゆるゆり大事件」を、制服姿で元気いっぱいに歌い上げた。
レインボーカラーの衣装で花道に登場したのは、アイドルマスターから中村繪里子(天海春香役)、今井麻美(如月千早役)、長谷川明子(星井美希役)、原由実(四条貴音役)の4人。前向きな歌詞とメロディが胸に響く「GO MY WAY!!」、この夏より放送開始となったTVアニメ『アイドルマスター』のOPテーマ「READY!!」を立て続けに歌い、会場に笑顔を振りまいた。
「エウレカベイビー」で、バックダンサーと共にチアガール姿を見せた麻生夏子。キュートさ全開のステージに胸が躍る。さらに曲を絞れなかったということで、「ダイヤモンドスター☆」「More-more LOVERS!!」「Perfect-area complete!」のスペシャルメドレーを披露。『バカとテストと召喚獣』や『えむえむっ!』といった人気アニメのタイアップ曲の連続に、否応無く会場の熱気は上昇した。
次に登場したのは、ニコ動で作品の総再生数4000万ビューを持つ人気アーティスト、ヒャダイン。作曲家としても類まれな才能を発揮している彼だが、本年2011年にはTVアニメ『日常』のOPテーマで自身も歌手としてメジャーデビューした。今回はそのOPテーマである「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」と「ヒャダインのじょーじょーゆーじょー」を、佐咲紗花をフィーチャリンクに迎えて賑やかに会場に届けた。ヒャダインがはけた後は、佐咲が同じくTVアニメ『日常』のEDテーマである「Zzz」を静かに聴かせる。佐咲は、「夢だったアニサマのステージ、たくさんの方の力を借りてここに立っています」とアニサマ初参加の喜びを伝え、観客も温かく見守った。
穏やかな空気から再び熱狂に叩き込んだのは飛蘭だ。「Last vision for last」や「螺旋、或いは聖なる欲望。」を、エッジの効いた歌声とセクシー&ワイルドなダンスで披露し、見ているものを圧倒。パワフルなステージを展開し、オーディエンスを沸騰させた。3度目のアニサマということで安定したパフォーマンスを見せたが、「もっとパワーを届けたい」とさらなる野心を笑顔で語った。
中東の民族衣装のようなひと際目を引く真紅の衣装でステージに現れたELISA。全6幕からなるオラトリオ「God only knows~集積回路の夢旅人」で、透明感あふれる歌声を響かせる。そのような神々しい表情もあれば、MCでは「ELISAマジ天使」と観客に言わせる恒例の「ELISAコール」を実施し、会場から盛大な笑いを取った場面も。
昨年初めての試みとなった女性限定ライブ「アニサマ GIRLS NIGHT」。そのテーマソング「熱帯夜Girls」を奥井雅美、飛蘭、麻生夏子が花道でセクシーに歌い上げる。ダンサーもショートパンツにTシャツ姿で軽やかに踊り、ステージを華を添えた。
スクリーンに『カードファイト!! ヴァンガード』のアニメーションが映しだされ、カード対決でBREAKERZを召喚。するとステージにサイリウムを持ったDAIGOたちが登場し、「CLIMBER×CLIMBER」「Everlasting Luv」を雄々しく歌い上げた。MCでDAIGOが「トイレに行かなくてありがとうございます」とおどけて挨拶すると、会場は大盛り上がり。そしてちょうど昨日にテレビで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が放送されていたことを受けて、「残酷な天使のテーゼ」のサビを歌ったので客席からはさらなる歓声が飛んだ。
ここで20分の休憩。休憩中はニコ生の中継が行われ飽きさせない。そしてその間にステージにはどこか見覚えのある人が一人入れそうな黒のボストンバッグが登場。早くも場内は期待感で充満した。
暗転すると、「昨年の約束を果たすために」というメッセージがスクリーンに映しだされ、八木沼悟志のシンセが鳴り響く。昨年の「See you next year」というメッセージの通りに、fripSideが再びアニサマのステージへ戻ってきたのだ。「LEVEL5 judgelight」を南條愛乃が力強く歌い上げると、置かれていたボストンバッグが脈打ち、中からエスパー伊藤のふりをしていたマギー利博が出現。さらに「only my railgun」ではスロット演出でエスパー伊藤本人も現れ、二人で持ちネタを披露。歌とマジックのコラボレーションに、オーディエンスは大興奮となった。
その興奮をさらに高めたのが、シークレットゲストとして登場したささきいさおと水木一郎だ。『宇宙戦艦ヤマト』の映像が流れ、まさかの本人登場に会場はすさまじい高揚感に包まれる。大声援を受けてささきは、「これからの日本を背負って立つのは君たちだからね。いつも勇気と夢を持っていって欲しい」と笑顔で話すと、「銀河鉄道999」を若いアニソンファンに贈った。水木は「マジンガーZ」「コン・バトラーVのテーマ」と、2曲ともアルファベットのコールが楽しい楽曲を熱唱。会場一体となって叫んだ。
続いて登場したのは、人気アイドルユニット・ももいろクローバーZ。「Z伝説 ~終わりなき革命~」をエネルギッシュなダンスと共に披露した。先に登場した水木も「Z!」と叫び、スペシャルコラボが実現。水木からZ魂を引き継ぐとメンバーたちは意気込み、さらに「ミライボウル」と「ピンキージョーンズ」のメドレーを熱唱して、ステージを躍動的な表情へ塗り替えていった。
後半戦は、影山ヒロノブとMay’nのコラボレーションによるTVアニメ『デジモンアドベンチャー』の名曲「Butter-Fly」からスタート。胸をくすぐる感動を届けてくれ、ラストスパートに向けて場内の熱気も一気に加速していく。そして「アニサマ行くよー!」と声を張り上げて登場したのは茅原実里だ。レッドとブラックのカッコいい衣装で颯爽と現れると、「Defection」「Planet patrol」を歌い上げる。アニソンを歌えることの喜びを改めて観客に伝えたところで、秋からの新番組『境界線上のホライゾン』の主題歌「TERMINATED」を披露。ゴシックな雰囲気から入る疾走感のある曲で、茅原のスマートな表現が冴え渡った。
「Beautiful Amulet」のイントロが流れると、客席は一斉にピンク色のサイリウムを点灯。田村ゆかりの登場だ。田村は淡いブルーのリボンをあしらったゴージャスなドレスをまとい、ファンシーな世界観を提示。観客も田村の甘い歌声と萌えキュンソングにメロメロだ。新番組『C3-シーキューブ-』主題歌「Endless Story」を披露した後は、「LOVE ME NOW!」でポンポンを振りあげて、観客たちを魅了。アーティストとしての存在感をいかんなく発揮した。
トリを務めたのはJAM Project。スクリーンに名前が挙がった時点で、既に会場はウルトラオレンジのサイリウムが爛々と輝く。その中を「MAXON」や「VICTORY」「Rocks」といったスパロボナンバーが駆け巡り、会場のテンションをマックスにたぎらせた。MCで影山は、「今年は震災で日本は大変な時期をむかえている。しかし、こういう時だからこそアニソンを通して元気を伝えていきたい」とアニソンにかける思いを観客に伝え、さいたまスーパーアリーナに集う25000人が一つになり「GONG」の大合唱となった。そして「SKILL」につなぐ流れで、なんと28日出演の水樹奈々がスペシャルゲストとして登場。水樹も加わっての「Motto Motto」コールは、まさにクライマックスに相応しい盛り上がりをみせた。アンコールは本日の出演が勢ぞろいし、テーマソングである「rainbow」を歌唱。アニソンという共通言語を通じて、集まった人々の心に温かい虹を描き、1日目は大団円を迎えた。
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<セットリスト>
01. メドレー(「Freedom Dreamer」~「惑星のランデブー」) / 茅原実里&田村ゆかり
02. 禁断のエリクシア / May’n
03. もしも君が願うのなら / May’n
04. Scarlet Ballet / May’n
05. 侵略ノススメ☆ / ULTRA-PRISM
06. ゆりゆららららゆるゆり大事件 / 七森中☆ごらく部
07. GO MY WAY!! / アイドルマスター
08. READY!! / アイドルマスター
09. エウレカベイビー / 麻生夏子
10. メドレー(「ダイヤモンドスター☆」~「More-more LOVERS!!」~「Perfect-area complete!」) / 麻生夏子
11. メドレー(「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」~「ヒャダインのじょーじょーゆーじょー」 / ヒャダイン feat.佐咲紗花
12. Zzz / 佐咲紗花
13. Last vision for last / 飛蘭
14. 螺旋、或いは聖なる欲望。 / 飛蘭
15. God only knows~集積回路の夢旅人 / ELISA
16. 熱帯夜Girls / 奥井雅美&飛蘭&麻生夏子
17. CLIMBER×CLIMBER / BREAKERZ
18. Everlasting Luv / BREAKERZ
19. メドレー(「LEVEL5 judgelight」~「only my railgun」) / fripSide
20. Heaven is a Place on Earth / fripSide
21. 宇宙戦艦ヤマト / ささきいさお
22. 銀河鉄道999 / ささきいさお
23. マジンガーZ / 水木一郎
24. コン・バトラーVのテーマ / 水木一郎
25. Z伝説 ~終わりなき革命~ / ももいろクローバーZ
26. メドレー(「ミライボウル」~「ピンキージョーンズ」) / ももいろクローバーZ
27. Butter-Fly / 影山ヒロノブ&May’n
28. Defection / 茅原実里
29. Planet patrol / 茅原実里
30. TERMINATED / 茅原実里
31. Beautiful Amulet / 田村ゆかり
32. Endless Story / 田村ゆかり
33. LOVE ME NOW! / 田村ゆかり
34. MAXON / JAM Project
35. VICTORY / JAM Project
36. Rocks / JAM Project
37. メドレー(「GONG」~「SKILL」) / JAM Project&水樹奈々
アンコール
38. rainbow / 全員
Animelo Summer Live 2011 -rainbow-公式サイト:
http://pc.animelo.jp/anisama/2011/rainbow/
©Animelo Summer Live 2011/MAGES.



























